11月27日、当店ゲネプロステージで開催された「霜月奏楽」。会場内は、紅葉色づく秋の終りに、5組の出演者による晩秋にピッタリな歌声と演奏を奏でてくれました!
では、当日ご覧いただけなかった方々にライブレポートをお届けします!
▼えぷろんズ
毎月恒例となりまたMind-Neoのライブ、今回はアコースティックギターとボーカル&サックスの2人組、えぷろんズのステージでスタートです。フワフワと漂うような、それでいて力強くまっすぐなボーカル沖田さんの声がとても魅力的。1曲目のオリジナル曲「イズコヘ」ですっかり僕はえぷろんズの虜(笑)。ボ・ガンボス「最後にひとつ」のカバーは本当にどんと&NOKKOを彷彿とさせる雰囲気で嬉しくなります。そしてラストに披露されたのはなんとラブ・タンバリンズの「ミッドナイト・パレード」!!それまでの優しい歌い方から一変、沖田さんのパワフルでソウルフルな歌声が響きます。個人的にも大好きな曲で盛り上がってしまいました。今度はフルバンドでぜひ!皆さんも要チェックです!!
▼青木 宏美
Mind-Neoのライブではもうすっかりお馴染み。2番目に登場してくれたのは実力も折り紙つきのシンガー、青木宏美さんです。今回もピアノ弾き語りで、日常生活の中から生まれた思いを丁寧に紡いだオリジナルソングをたっぷりと聴かせてくれました。この人の楽曲の魅力は一つひとつの言葉、そしてメロディーを本当に大事にしているところ。だから青木さんの作品は年代を問わず愛されるのだと思います。個人的に大好きな「ココロノスイッチ」、今日もやってくれました!毎回楽しみなカバーは、Mr.Childrenの「HERO」、そして辛島美登里の「サイレント・イブ」を披露。まるで青木さんのオリジナルのように聴こえてしまうからさすがです。ほっこりとした語り口調のMCも魅力のひとつ。今回も素敵な時間をホントにありがとうございました!!
▼Gold Amateras Project
3番手は、スタンダードなロックン・ロールナンバーを聴かせてくれるバンド、Gold Amateras Projectの登場です。1曲目から佐野元春の「ガラスのジェネレーション」という反則技(笑)。写真を撮りながら思わずいっしょに歌ってしまいました。アジカン・カンフー・ジェネレーションの「遥か彼方」という意外な(失礼!?)ナンバーをはさみ、「Stand By Me」「Be My Baby」「Born To Be Wild」「JOHNNY B GOOD」という誰もが知っているキラーチューンのオンパレード!ボーカル&ギター神楽所さんの熱いシャウトと豪快なギタープレイが冴え渡ります。客席のご家族にもかっこいいパパぶりをアピールできたのではないでしょうか!?ラストは渋いブルースロックで、パーティの幕を閉じてくれました!
▼OCTO27
9月に開催した「秋の夜長ライブ」に、単身ギターと歌だけでオープニングを飾ってくれた黒木さん。今回はリズムの安定感とグルーヴのツボのある力強い同世代ドラマーを得て、「OCT27」として登場です。のっけからSUM41やblink-182、Green Dayといったメロ・コアのナンバーで疾走!渡邉さんのドラムとの息もピッタリ!!本当に2人で演奏してるの?と思ってしまうほどの重厚なバンドサウンドはさすが!と唸らずにはいられません。ラモーンズやクラッシュなど初期パンクナンバーもぶちかましてくれ、パンク大好きな僕としてはポゴダンスで暴れまわりたい衝動を抑えるのに必死でした。終盤にはヴァン・ヘイレンモデルの白いストラトに持ち替えてライトハンド&ハーモニクスタップ奏法を披露。テクニシャンぶりを見せ付けます。ラストは「Anarchy in the UK」「Honky Tonk Women」というタマラナイ流れで、見事に会場を盛り上げてくれました。この若手二人はかなりの有望株!演奏力としてプロになれる素質十二分!!今度はリードボーカルとベースを加えてさらにパーフェクトを!!
▼THE BACK PRINT
「霜月奏楽」もいよいよラスト。トリを飾ってくれたのはこちらも9月の「秋の夜長ライブ」に出演してくれた期待のバンド、THE BACK PRINTです。今回は残念ながらベーシストが都合で急遽出演できず、2人だけのライブとなってしまいましたが、バンドが醸し出す凛とした緊張感はそのままに、作詞作曲、アレンジとしてアマチュアとしてグレードの高いオリジナルナンバーをプレイしてくれました。「存在証明」「最終歌走」「ダンスホール」といった代表曲はもちろん、「さっきタイトルを決めました」という生まれたての新曲も披露してくれましたが、これがすごくいい!!特にラストに演奏されたバラードは、バンドがまた一段高みに上ったことを示す、THE BACK PRINTにとっても今後重要なナンバーになることは間違いないと思います。さらに成長した3人の姿をライブで見ることがまた楽しみになりました!
出演してくださった皆さん、そしてご来場くださった皆さん、本当に心からありがとうございました!
【Mind-Neo 岡野】 |