2/25(土)、「啓蟄(けいちつ)LIVE」と題し、当店恒例のライブが開催されました。 当日は生憎の曇天模様でしたが、出演してくださった皆さん、そしてお客様方のおかげで熱く盛り上がることができました。では、そんなライブの模様をレポートします。
▼反逆ブルー

最初に登場してくれたのは、当店ライブ2回目の出演となる反逆ブルー。各地のライブハウスで精力的に活躍する方で、プロのミュージシャンのオープニングアクトを務めることもある本格派です。
今回もたった1人で巨大な敵に立ち向かっていくような、強い意志と覚悟を感じさせるオリジナルのロックン・ロールを披露してくれました。特に敬愛するジョー・ストラマーへの惜別ソング、<グッバイ・ダディ>は素晴らしかったですね。この人の場合メロディがポップでとても覚えやすいし、声もとても伸びやか。ステージングもちょっとお茶目なところもあり(笑)、先入観なしに楽しめるのがGOOD。ラストの「クレイジー・サンダー・ロード」まで、ステージから熱い風を送ってくれたのでした。
▼N’EJICT SICK LANO(エネジクト・シック・ラノ)

続いては、当店ライブ3回目の出演、N’EJICT SICK LANO。全員まだ10代とは思えない、確かなテクニックを持つバンドです。オープニングはRED HOT CHILI PEPPERSのカバー<Can’t Stop>。この時点で、彼らがいつも以上に演奏を楽しめているなという充実感が伝わってきます。
今回はボーカル不在のため全曲インストゥルメンタルでの演奏でしたが、これまでの練習の成果を発揮できたのでしょう、楽器隊全員で「歌っている」ように感じることができました。だからオリジナルナンバーも以前より確実、格段にグルーヴィーに仕上がっています。それぞれのパートが演奏にメリハリをつけ、人に聴かせるということをさらに意識するだけで、もっともっといいステージになるはず。これからも応援しますよ!
▼HETADETH

ラストは、ついに登場!うわさのへヴィ・メタルバンドHETADETH!!その自虐的な(笑)バンド名からは想像もつかないほどの凄腕ミュージシャンが集まったバンドです。残念ながら今回はリードギタリスト不在となってしまいましたが、MEGADETHの熱すぎるカバーで盛り上げてくれました。1曲目の<Last Rites/Loved To Death>、続く<Hanger18>で場内から「おおお!」というどよめきが起こります。「我々はへヴィ・メタルバンドなので、もう日本語は禁止にします。Next song is <Lucretia>」リードギタリストがいない分、Vo&Guムステイン齋藤大佐のギターソロが冴え渡ります。
このバンドは1人ひとりがただ上手いだけではなく、バンドでの演奏ということをしっかりと意識しているのがさすが。リズム隊もテクニックをひけらかすだけではなく、絶妙なコンビネーションでしっかりとシンガーを支えています。「Next Song…あれ?何だっけ?<She-wolf>だっけ?…あ、<Headcrusher>だ」日本語禁止のルールは早くもどっか行ってしまいました(笑)。演奏の凄さと、大佐の人柄がにじみ出た味のあるMCとのギャップも最高です。ラストの<Holy Wars…The Punishment Due>までお客さんのヘドバンは止まらず。大いに沸かせてくれました。いぶし銀のステージを披露してくれたHETADETHに拍手です!
出演してくださった皆さん、そして当日ご来店くださったお客様方、本当にありがとうございました!次回は3/24(土)に開催です。
【Mind-Neo 岡野】 |