7/28(土)、「文月のドミナント魚群Vol.2」と題し、当店恒例のライブが開催されました。まさにうだるような暑さの一夜でしたが、いつも以上に多数のお客さま方がご来場。その声援に応えて各バンドともに気合いの入ったいい演奏を聴かせてくれました。ではそんなライブの模様をレポートします。
▼OM(オーエム)

「おお…かっこいいじゃん」フロアのそこかしこから感嘆の声が漏れます。会場の全員を驚嘆せしめたのはもちろんこの日の一番手、当店ライブ初登場の2人組ユニット、OMです。Fender Super Sonicと自前のVOXから繰り出される、硬質なギターの音色。白いストラトがまるで鋭利な刃物のように見えます。そこにプリミティブな衝動を青白い炎のごとく冷静に叩きつけるドラムビートが加わった彼らの音楽には、歌詞は不要。いや、この爆音こそが2人のメッセージなのでしょう。プログレ、ハード・ロック、そんな「ジャンル」の中には当店括れない、オリジナルなサウンドとの出会いに身震いさせられました。
▼グリーン・サーフ

続いては、ガラッと雰囲気が変わって、陽性の空気で場内を満たしてくれるゴキゲンな3ピースパンクバンド、グリーン・サーフの登場です。何でも20代前半に活動していたメンバーで10数年振りに再結成を果たしたそうで、タイトルや歌詞には若気の至り感がいっぱい(笑)。でもジャズやファンクなど、パンクとは程遠いような音楽をオシャレに取り入れるソングライティングのセンスの良さには脱帽です。パンク=メロコアだった90年代に、他とは一線を画すこんなイカシた楽曲を作っていたとはさすが。一夜限りなんてもったいない。活動継続を強く希望。そして音源も欲しいです。レコーディングしましょう!!
▼フライング・ブッダ

今回は、3組とも当店初登場というフレッシュなラインナップでした。そんなライブを締めてくれたのは、5人組ロックン・ロールバンド、フライング・ブッダ。職場の同僚を中心に結成されたバンドで、忙しい合間を縫ってリハーサルを重ねてきた成果を存分に発揮してくれました。ドラムの青木さんはグリーン・サーフの小沼さんと同じ、高崎Rockersのメンバー。元々ドラマーだったそうで、豪快ながらも確かにリズムを刻むハイレベルなプレイはさすが。この人がバンドをしっかりと支えているからこそ、一人ひとりが伸び伸びと演奏できるのでしょう。個人的にも大好きなナンバー連発で、大いに盛り上げてくれました。
出演してくださった皆さん、そして当日ご来店くださったお客様方、本当にありがとうございました!
【Mind-Neo 岡野】 |